書店で長いこと平積みにされている、「全脳思考」500ページ弱の読み応えのある1冊ですが、吸い込まれるように読めてしまいます。
知識社会に必要なノウハウだけではなく、現状のビジネス環境の問題からどのように変化すべきか描かれています。35~45歳の世代を「アトラス世代」と名づけて、アトラス世代が、「先のことを考えることが許されず、回りとの意識を共有することもできず、とにかく支え続けている」というフレーズが身につまされます。
「見えなくなる世界で、見えない顧客に、見えない商品を提供し始めている、ビジネスは抽象化している」「知的蟹工船」など、第1章からフックされるフレーズが多く、480ページのボリュームですが、とても楽しく読むことができ、とても今後の参考になる1冊でした。
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